言語景観シリーズ
日本語2年生春学期 2020年のプロジェクトは、言語景観をテーマにした多読本作成です。学期中、コロナウィルスのために遠隔になりましたが、学生たちは遠隔になっても、プロジェクトを続け、作品を仕上げました!
作者は、教科書「上級へのとびら」を勉強している学生たちです。多読を4学期間続けています。
読み手は、他にも自分たちと同じような中級学習者を想定し、言語と社会、文化の関係に興味がある大学生を対象に、レベル2〜3の多読向け読み物を作成しました。
プロジェクトのポイント:
- テーマは、「言語景観」です。
- 日本や海外の町や場所の言語景観を、Google Maps, Google Street Views を使い、実際に日本やその他の場所を歩きながら、標識や落書きを探して外観的な分析 (etic point of views) と意味的な分析 (emic point of views) をしました。
- 標識、表示、落書きなどを中心に、言語だけでなく、イメージ、色、形など、非言語的なメッセージやその意味を分析しました。
- その分析を元に言語景観を考察し、考えたこと、疑問に感じたことを、実際の画像と共にストーリーにしました。多読の本として言語景観を通して何を伝えたいか、考えをまとめ、書き上げました。
- 作成過程は、Design Thinking のアプローチを使っています。
- コロナ禍でも作り上げました!
作品の紹介:
新宿2丁目の数年の移り変わりをリサーチし、時間を超えた不思議体験の小説っぽい仕上がりの作品
留学経験を生かして、日本の交通表示で気がついたことをまとめた作品
様々な場所に描かれるグラフィティを取り上げた作品
日本では子供に焦点を当てた標識が多いことに気がつき、ストーリーにした作品
猫がたくさんいる島を探った作品
作品全て
Many thanks to the students of JPN221 in Spring 2020
イラスト、写真、絵などは、著作権フリーのものを使用し、学生創作のオリジナルアートやイラスト、写真も豊富に使われています。ストーリーは学生のオリジナルです。
それぞれの本の閲覧については、学生からの許可をとってありますが、作品の再利用や転用をする場合はご連絡 (atakahas@smith.edu)ください。
If you plan to reuse the original work, please contact me (atakahas@smith.edu).
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