伝える、伝えない、伝えられない プロジェクト:トロッタ ソフィア 私は、「君の名」という映画が好きだから、映画から好きな曲を選んで翻訳した。選んだ歌は、radwimpsのスパークル。私はよくこの歌をSpotifyで聞くが、アメリカ人の友達に聞いて欲しいと思うと日本語が分からないから聞いてくれても意味がわからないのが困るのだ。だからこの歌を選んで、意味が友達に伝わるように翻訳したいのである。私のプロジェクトは翻訳の伝える、伝えない、伝えられないことを中心にした。翻訳の工夫や感想も考えて、英語版のofficial translation とも比べた。
Proposal/Intro
私は、翻訳はしたことがない。でも映画や歌の翻訳に興味を持っている。私は、「君の名」という映画が好きだから、映画から好きな曲を選んで翻訳したい。選んだ歌は、radwimpsのスパークルだ。ピアノと歌詞が好きで、歌のメッセージも好きだ。言葉の組み合わせや文の組み合わせも面白いと思う。例えば、「カビの生えかかった勇気を持って」はすごい日本語でよく使われるフレーズである。日本語を知らないアメリカ人の友達が私の好きな映画の意味がわかって、一緒に見られるようになるといいと思う。
翻訳する時どういうことやポイントを考えて翻訳をすればいいか、翻訳のプロセスや工夫を勉強したい。この曲は、主語が使われているから翻訳しやすい所がたくさんある。しかし難しい単語は文の中の小さい言葉である。「もがくよ」、と「ついに」の言葉が難しいのではないかと思う。
翻訳の目的は、英語だけを知っている友達が歌の内容と意味が分かるようにしたい。日本語でよく使われる言葉やフレーズを英訳にするとどういう文が出来るのだろうか。そして、この歌はもう英訳されてるから、翻訳し終わったら比べるのも面白いであろう。自分の翻訳はどう同じで違っているかを考えたい。
伝える、伝えない、伝えられない
この曲の翻訳の中には伝える、伝えない、伝えられないことがある。翻訳する前に難しい単語を紙に書いて、意味調べをして、単語シートを作った。それから、歌を聞きながら翻訳をした。翻訳のドラフトの一回目は、文で分けて訳した。わからない難しい文は、日本語のままにしておき、ドラフト二回目の翻訳をする時、段落で訳した。理由は、日本語と英語の段落の仕組みは違いがあって、段落の全体を見ると主語と動詞の順番を確かめてから翻訳すると意味がよく伝わるからである。段落の特徴も大体伝わるのではないかと思う。
私の翻訳で伝えることは、歌のメッセージと特徴、あと日本語のフレーズや隠喩、わからない言葉である。ドラフトの二回目の翻訳をする時はもう少し段落を中心にして訳した。難しい言葉、あいまいな意味の言葉は、日本語の母語話者に聞いて、伝えやすくなるように考えた。例えば、「辞書にある言葉で出来上がった世界を憎んだ万華鏡の中で八月のある朝」の隠喩の翻訳は “On an August morning through a kaleidoscope, I loathe the world thats been shaped by the words of the dictionary”にした。意味は、辞書の世界は決まりがあるが、万華鏡の世界は自由な生き方で、辞書の世界の楽しくなくていやな気持ちとの比較である。そして、この歌の中で、男性と女性が恋をして時間の限定を逃げながら恋をしている。しかし最後の文は、この時間の限定を生き抜いて行きたいと伝えている。これを英訳するとbreak free and love freelyのような文になるのである。
伝えないことは、歌のリズムである。私の翻訳は友達に歌の内容と特徴が伝わるように作っているから、歌のリズムと音節を考えて翻訳をしなかった。歌のリズムを翻訳するつもりで訳すと、意味や内容が伝えにくくなって、意味がちょっとなくなっちゃう感じがしたのでリズムは気にしなかった。
伝えられない問題は、歌詞は男性が女性に歌う内容になっていることは英訳で伝えられないことである。日本語では「僕」の主語を使うから男性が歌っているのがわかるが、英訳すると「僕」が翻訳出来なくて、主語が男性であることが伝えられないのである。英語で言うと”lost in translation” のことであろう。
Conclusion/Summary
スパークルの翻訳で伝える、伝えない、と伝えられないことがあって、英訳の工夫を学んだ。私は、この翻訳をしてこの歌の意味に新しく気がついた。何回も聞いたことがあったが、歌の隠喩や言葉の意味がわかったのは初めてだった。
翻訳のプロセスはステップで分けたから簡単に英訳できた。単語リストを作って翻訳するのがとても役に立った。一番考えた場所は隠喩を翻訳することだった。意味が伝わるように言葉の順番を選んで、英語にしても読みやすい形にする翻訳が難しかったのだ。あと翻訳して学んだことは、ジェンダーの言葉である。例えば、日本語で「僕」を使うと男性が歌っているとわかるが、英語では”me”と “I”を使うと男性と女性が喋っているのか分からないのである。
動画とテキストの翻訳の違いは訳すプロセスである。動画を訳した時、文が短くてスクリプトの仕組みを使った。そして難しかったことも違った。歌のテキストの翻訳は段落と隠喩があって難しかったけど、ビデオの翻訳でクリエーターのメッセイジを伝えるのが一番難しかった。しかし、ビデオと歌のテキストの似ているステップは、翻訳のメッセイジ、内容を分析してから翻訳することだ。
将来は、日本の映画の歌やシーンを翻訳したい。日本の映画や文化がアメリカ人に伝わるような翻訳がしたいのである