ケイトリン・オン

私は、今学期の翻訳について気づいたこと学んだことをまとめる。

まず、翻訳するとき誰が聴衆かを考えることは大切な点だ。翻訳の目的は、情報を伝えることので、わかりやすさは大切だ。誰のために翻訳し、どうやって翻訳を理解しやすくするかといった点を考えるべきだと思う。だが、聴衆は自分の経験や言語によって、同じ言葉を聞いたり、読んだりしても、違う考えを受けることがあるかもしれない。だから、効果的に翻訳するため、聴衆の経験と文化が分かることはとても大切だろう。そして、伝えたいメッセージをよく理解することは必要だ。特に聴衆はそれぞれのメッセージの受け取り方が違うので、伝えたいことを中心に訳すのが大切だと思う。そのことを考えれば、翻訳の選択はもっと決めやすくなるだろう。

次に、媒体の伝える感情を考えることだ。文学やエッセイの原版を翻訳するのは、単語を直接翻訳するほど簡単ではない。何か媒体を見て、トーンや感情などの人間らしい詳細を集めて体験したとき、初めてメッセージが伝えられる。例えば、朗読の音量、ペーシング、調子といった詳細は聞く体験によって、大きなインパクトがある。だから、翻訳するとき、そのような詳細にも気づくといいかもしれない。

最後に、日本語と英語は全然違う言語だということをいつも考えるべきだろう。授業で「夜中の汽笛について」を読んだとき、原版と英訳を比べると、翻訳した英語版は日本語版の意味に合っていても、本当に原版が伝えた気持ちとはまだ何か違うという気がした。例えば、英語版の主人公は「してみてほしい」という頼み方の表現を使わず、もっと「私」を使ったため、英語版の男の子の方が上目線で女の子に話す印象を与えたと思う。それに対して、日本語版の男の子は相手に平等に話した。ここから、文法の決まりによって、トーン、イメージ、人物の関係などが変えられてしまうこともあることがわかった。だから、そのような翻訳の決まりがどうやって翻訳に反映するかよく考えるべきだと思う。

今学期、翻訳についていろいろ勉強になって、翻訳の難しさが少しわかるようになった。翻訳するとき、誰のために翻訳するか、わかりやすいか、直訳と意味の翻訳とどちらの方がいいかといった点を考えなくていけないと思う。