Day: December 20, 2019

科学文書の翻訳:ブラックホールとは…

「伝える、伝えない、伝えられない」翻訳プロジェクト ライト・ローレン テキスト:史上初、ブラックホールの撮影に成功!https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64040 私の夢は科学者になることである。そのために、科学の単語や漢字や表現をきちんと学ぶべきだと思う。なので、「伝える、伝えない、伝えられない」翻訳プロジェクトで科学についてのとても面白い記事を翻訳すると決めた。それは「史上初、ブラックホールの撮影に成功!」という天文現象「ブラックホール」についての記事である。数か月前、天文学者の本間希樹さんによって、最初の本物のブラックホールの写真が撮られた。本間さんはこの大成功について「巨大ブラックホールの謎」という本を出版したが、この記事はその本の抜粋である。 この記事を翻訳したかった理由は、天文学、そしてもちろん全部の科学は世界の人々にとって、とても大事であるからだ。たくさん人々が科学を考えせずに生きていくからその周りの技術が天文学や化学や情報科学のおかげで可能になったのは気づかないだろう。例えば、人々は天文現象の何が大事か、とても遠い話で人生には関係ないだろう、どうして望遠鏡や研究のためのお金を払うのかと考えるかもしれない。確かに関係ないものに見えるかもしれないが、天文学の研究は人類のために、役立つ可能性があると思う。どうして人生が存在する、地球で以外の生命体は存在するか、どうやって宇宙が形成されたかなどの問いはいつか天文学の研究によって答えられるかもしれない。 この記事を翻訳しながら、日本語と英語の言葉の違いやニュアンスや語感をに気を付けるつもりである。特に、科学の言葉の違いについて興味がある。日本語は漢字があるから、言葉を短縮しやすい。例えば、日本語の「国立天文台」は英語に翻訳すると「National Astronomical Observatory of Japan」のように長くなってしまう。多分、翻訳を続けながら、ほかにもたくさん面白い違いを見つけるだろう。この記事を分析しながら、単語や表現やトーンから日本の科学コミュニティについて何が学べるか、という質問をよく考えたい。多分日本とアメリカの科学コミュニティはたくさん面白い違いがあるだろう。その特徴を見つけたいと思う。 この記事を翻訳しながら、いろいろな面白いことがわかった。まず一般的に、科学の記事は他の記事よりずっと翻訳しやすいということである。作者は、記事の内容と目的についてはっきりと言う。専門語は調べやすいし、それに合っている翻訳語が見つけやすい。しかし、ブラックホールの記事の中に翻訳しにくい部分もあった。 最初は、このような長い文である。「日本時間の2019年4月10日夜、国立天文台を含む世界16の国と地域の研究機関が共同で記者会見を開き、ブラックホールの「穴」の撮影に成功したことを発表しました。」日本語でも、これははるかに長い文である。動詞はやはり最後にくる。この文書を翻訳するために、小さい部分に分けて、ひとつひとつ翻訳して、英語の並び方を何回も考え直した。そして、「16 countries including the National Astronomical Observatory of Japan […]

「 吾輩は猫である」

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違う言語の中に違う概念があるのは議論の余地のない現実である。例えば、違う言語で違う指示代名詞があるし、最も一般的に使用される「自分」を指す「I」を例としても、日本語には「わたし」、「うち」、「おれ」、「ぼく」、「わし」など色々な言葉がある。そして日本語と同じ、中国語にも「自分」を指す色々な言葉がある。例えば、「我」、「咱」、「本人」、「余」、「吾」などがそれに当たる。では、ある言語にない概念を翻訳する際に、どうしたらその概念の意味をできる限り伝えられるだろうか。