「さめざめと」の翻訳の面白さ
ビーラ歩実
同志社女子大学の学生が作った「さめざめと」という映画を翻訳するのはとても複雑で、興味深い経験だった。私は翻訳はもちろん言葉の意味を訳すことだが、その翻訳の自然さも大事で、文化的なことも考えなくてはいけないということが学んだ。グループと一緒に翻訳するとき、様々な意見を聞く場合は難しいが、大変役立つという経験もした。また、「さめざめと」の翻訳する経験のおかげで、言語と性格の関係について考えさせられたことも多くある。例として、発見をしたことの一つは方言の影響、つまり、どのように方言や独特な俗語が人物の性格や気持ちを伝えるかということだ。
最初に、「さめざめと」を字幕なしで観た時、本当に感動したが、たまに理解できなかったところもあった。翻訳のかていが進むにつれて、方言や単語がもっと理解できるようになって、映画の話や人物も分かるようになった。特に楽しいと思ったことは主人公のゆかりが言ったことを全部、ゆかりの性格によくあうはずの英語を考えることだった。ゆかりの強さや真面目さ、いつも深く考えているような性格を英語で表すのも大切なのではないだろうかと思った。また、前に書いた通り、「さめざめと」を訳すと、「本当に方言の使い方で性格を伝えることができる」と思うようになった。ペアかグループで翻訳するたびに、方言や俗語について話した。例えば、どの単語が「おじさんっぽい」話し方か、どの英語の俗語でゆかりの若い話し方を伝えればいいか、など。
例えば、ゆかりが家族とテレビ電話での会話が終わった時に、「めんどくさー」と言って、翻訳で英語の若者っぽい話し方の「Ugh.」を使うことにした。方言のような文化的なことは直接な意味ほど大事ではないかと考え始めた。全体的に、「さめざめと」を日本語から英語まで訳すプロジェクトを通して、翻訳を新しい視点から見えるようになって来たと思う。もしも、このようなプロジェクトをする機会があったら、グループと一緒に翻訳した方が良くて、文化的なことを考えると良くなると思う。また、もちろん、できるだけプロジェクトを楽しんでください!