翻訳というのはどういうふうにする?
翻訳というのはどういうふうにする? ケリー・ウォーカー 今学期、毎週授業で翻訳についてよく話して、色々な面白いことを学んだ。翻訳について学んで考えさせられたことや翻訳する時に言語の違いに気づいたことなど、翻訳する上で、とても役に立った。 特に、翻訳について学んだことと考えさせられたことは、文だけではなく、翻訳の形と読者についても考えなければならないことだ。翻訳はどんな形にするか、誰のために書くか、最初から分かると翻訳しやすくなると思う。私たちはユーチューブビデオに字幕をつける目的があったので、字幕の長さや読むことの難しさについて考えながら、翻訳をつけた。そして、英語の母語話者だけではなく、英語が分かる人のために字幕をつけたかったから、翻訳の分かりやすさにも気をつけた。この二つのことは、私たちの翻訳の選び方に影響を与えた。例えば、日本語の文にどちらもとてもいい英語の翻訳が二つあって、選べなかったら、「あっ、これを字幕にしたら、長すぎるかもしれない」、「これの方がみんなにとって分かりやすいと思う」などと考えた、その結果、翻訳を選ぶのは簡単になった。 そしてクラスメートと先生の話のおかげで、翻訳の方法だけではなく、翻訳の正体についても考えさせられた。この授業の前に、翻訳は時々大変だけど、いつもだいたいできることだと思っていた。しかし、自分で翻訳したり、他にも日本語版と英語に翻訳されたものを両方読んだりして、やっぱり翻訳できないことは多いことに気づいた。それは、少し残念なことだと思ったけど、必ずしも翻訳をするのは無理だということではない。翻訳というのは、他の言語に完璧なコピーをすることではなく、むしろ他の言語に新たな別訳を作ることだろう。だから、完全な訳を探すより、目的や聴衆にあっている訳を書いてみることも大切ではないか。そうしたら、作品を味わえる人は多くなって、翻訳の大事な目的を果たすのではないだろうか。